賃貸にかかるさまざまな費用名目の読み解き方
月額家賃はその一部にすぎません。本当の毎月の支出は、継続的にかかる費用をすべて足したものであり、契約前に計算しておく必要があります。
1回限りのものと継続的なものを分けて見る
申込料や事務手数料は通常1回限りです。ペットの月額料金、駐車スペース、コミュニティ施設料は毎月かかります。長期的な負担に影響するのは後者です。
- 実際にできること
- 「最初の月に支払う総額」と「その後の毎月の総額」を相手に書き出してもらう
- どれが返金されるもの(敷金など)で、どれが返金されないものかを確認する
敷金と費用は同じものではない
敷金(セキュリティデポジット)は原則として返金され、費用は通常返金されません。名目が「料・費」と書かれているか「敷金(デポジット)」と書かれているかで法的な効果が異なるため、契約前にどちらと書かれているかをよく確認します。
隠れた継続的な支出がないかを確認する
ゴミ料金、害虫防除料、共用部分の公共料金の分担、加入が義務づけられたレンターズ保険。これらは広告に書かれているとは限りませんが、賃貸契約には出てきます。
当サイトには、水道メーター1つに複数世帯がつながっていて、請求書の数字は按分されたものであることについての別の記事があります。共用部分の公共料金の分担という項目の計算方法は、契約する前に聞き出しておく必要があります。
契約前に聞き出せるのは名目だけで、実際の金額は請求書が届くまでわかりません。当サイトには、住み始めて1か月のその日に振り返って確認する4つのこと、今ならまだ間に合うことについての別の記事があります。その1つが、当初見込んでいた固定の支出と実際に発生したものを並べて見ることで、この2つを比べられる機会はそのときだけです。
総額を書き出してから比べる
2つの物件を比べるときは、月額家賃ではなく「毎月の総支出」で比べます。月額家賃が安いほうが、総額ではかえって高くなることもあります。
広告を見るときは同じ基準に換算する
広告の月額家賃には、しばしば前提条件があります。契約期間のしばり、期間限定の割引、最初の1か月無料などです。こうした条件のせいで、2つの物件が広告上は大きく違って見えても、実際にはほとんど変わらないことがあります。
そのため、比べるときは契約期間全体の総額を計算し、それを月あたりに割り戻します。割引のあるほうは、計算してもやはり安いかもしれません。それでも少なくとも、同じものを比べていることになります。
どれが変動するのかを確認する
固定の費用もあれば、使用量に応じて、あるいは年度ごとに調整される費用もあります。契約前に、どれが後者にあたるのか、そして調整されるときにどのように通知されるのかを確認します。
当サイトには、更新の時期が来たら、家賃値上げの通知とあなたのスケジュールについての別の記事があります。要点は、通知を受け取ってから聞くのではなく、署名する前に聞くことです。
この記事の範囲
この記事で扱うのは、費用名目の分類と、聞いておくべき質問です。金額や割合は一切挙げず、敷金、費用、賃貸借に関する規定も説明しません。どの請求が妥当か、適法かどうかも判断せず、法律や財務に関する助言にもあたりません。実際のルールは賃貸契約の内容とお住まいの地域の公式な規定が基準です。
ポイント
1回限りの費用と継続的な費用を分けて見て、敷金と費用の違いを確認し、隠れた継続的な支出をすべて聞き出し、毎月の総額で比べます。