敷金を取り戻す方法:入居したその日からやっておくこと
敷金(セキュリティデポジット)をめぐる争いの大半は、「この損傷は最初からあったのか」が核心です。この問いに答えられるのは入居した時点の記録だけで、あとから補うことはできません。
入居初日に、部屋全体を一通り撮影する
すべての部屋、すべての壁、床、天井、収納の内部、浴室・トイレ、いまある傷や汚れをすべて撮影します。写真は日付がわかるものにしてください。
撮り終えたらすぐにクラウドへアップロードし、スマートフォンの中だけに残さないようにします。スマートフォンは壊れることも、なくすことも、買い替えることもあります。
- 実際にできること
- 各部屋を少なくとも4つの角度から。加えて、もとからある損傷はすべてアップで撮る
- 電気・ガス・水道のメーターの数値も1枚ずつ撮る
- move-in inspection(入居時点検)の用紙があれば記入し、控えを1部手元に残す
契約期間中の修理はすべて書面で記録を残す
修理の依頼は文字(email または管理システム)で行い、電話だけで済ませないようにします。直ったあとは写真を撮って証拠として残します。
こうした記録は2つのことを同時に証明します。自分が通知の義務を果たしたこと、そして一部の損傷は大家が責任を負うべきものだということです。
退去する前に、住んでいる州の規定を調べる
敷金の返還期限、差し引ける項目、項目ごとの明細を出す必要があるかどうか。これらは州によって規定が異なり、しかも変わることがあります。住んでいる州の公式情報が基準です。
多くの地域では「通常の使用による損耗」と「損傷」を区別しており、前者は通常差し引くことができません。この線引きの実際の判断は、争いがある場合、現地の仕組みによって処理されます。
- 実際にできること
- その州の敷金返還の法定期限と差し引きのルールを調べる
- 退去の通知をどのくらい前に、どんな形式で出す必要があるかを確認する
退去する日に、入居した日と同じ方法でもう一度撮影する
同じ角度、同じ順番で撮ります。2組の写真を並べれば、どんな争いも説明しやすくなります。
可能であれば、大家か管理人と一緒に最終確認を行い、その場で書面による確認をもらいます。
これは4つの時点で決まり、それぞれに記事がある
敷金は、入居当日、契約期間中、部屋に手を加えるとき、そして退去前の30日間という4つの段階でそれぞれ積み重ねたものの結果です。どれか1つでも欠けると、最後の日に取り返すことはできません。
そのためこの記事は骨組みで、細かい内容は下記のいくつかの記事に分かれています。
当サイトには、郵便受けの鍵は大家のものとは限らず、聞く相手を間違えると2週間待ちぼうけになることについての別の記事があります。鍵の本数が合わないことは、最もよくある差し引き理由の一つです。
- 実際にできること
- 当サイトには、今ある損傷はどれか、入居前に直るのか、契約書に書けるのかについての別の記事があります。
- 当サイトには、大家とのやり取りはできるだけ文字で残すこと、それは対立するためではなく覚えておくためであることについての別の記事があります。
- 当サイトには、借りた部屋を自分らしくしたいとき、まず手を加えるものを3種類に分けることについての別の記事があります。
- 当サイトには、退去前30日のチェックリストについての別の記事があります。
この記事の範囲
この記事で扱うのは、自分でできる記録と、聞いておくべき質問です。敷金の返還に関する規定、期限、差し引き項目、争いの処理手続きについては一切説明せず、どの差し引きが妥当かどうかも判断しません。法的助言にもあたりません。実際のルールは賃貸契約の内容とお住まいの地域の公式な規定が基準です。必要に応じて資格のある専門家に相談してください。
ポイント
入居時に撮影し、契約期間中は修理依頼を書面で残し、退去前に州の規定を調べ、退去時にもう一度撮影します。敷金の争いは記録で解決します。