家具付きと家具なし:違うのは月々の家賃だけではない
ほとんどの人は月々の家賃の差額で得かどうかを判断しますが、それは三つある違いのうちの一つにすぎません。残りの二つは、入居当日と退去当日になって初めて表れます。
まず、この賃貸契約で「家具付き」が何を意味するのかを確認する
この言葉に統一された定義はありません。ベッド、机と椅子、ソファがそろっている場合もあれば、大型の家具が数点あるだけの場合も、食器や寝具まで含まれる場合もあります。
ですから、内見で聞くべきなのは「付いているのはどれとどれで、どこに書かれているか」です。答えは一言ではなく、一枚のリストであるべきです。
家具付きで大事なのは家具そのものではなく、リスト
家具一点一点の現状を、入居当日に記録しておきます。傷、しみ、ぐらついている箇所を一点ずつ撮影します。壁や床と同じやり方です。
当サイトには、既存の損傷を入居前に書面にし、その日のうちに送ってタイムスタンプを残すことについての別の記事があります。備え付けの家具は、その記事でいう「すべての家電の外観と動作状況」と「備え付けの家具(ある場合)」の二項目に当たります。
家具なしのコストは、家具代ではない
家具を買うお金は一度きりで、しかも品物は自分のものになります。本当のコストは時間です。選ぶ、配送を待つ、上の階まで運ぶ、組み立てる。これらはすべて、渡米直後の最も忙しい数週間に起こります。
当サイトには、入居日にいくら支払うことになるかについての別の記事があります。その記事は、基本的な家具への支出を敷金(セキュリティデポジット)とは別に予算に組むよう注意を促しています。ここでのポイントは、その予算に含めるべきものはお金だけでなく、自分が確保できる時間でもあるということです。
最もトラブルになりやすいのは「一部家具付き」
物件の中にあるものが、前の入居者が残していったものであることがあります。こうしたものはリストに書かれておらず、退去時に片付けるよう求められることもあれば、あなたが壊したものとして扱われることもあります。
ですから、リストにないものを見つけたら、入居時に一言尋ねましょう。「これは誰のものですか。捨ててもいいですか」。文字で尋ね、答えは残しておきます。
住む期間によって、どちらが合うかが変わる
住むのが1年以下の人や、更新するかどうか分からない人にとって、家具付きで省けるのは退去の日の処分です。家具を運び出すには人手と車が必要で、捨てるか売るかも決めなければなりません。短期の場合、こうしたコストが家賃の差額を上回ることがよくあります。
当サイト(引っ越しサイト)には、1年以内にもう一度引っ越すのはごく普通であることについての別の記事があります。あなたの状況がその記事の説明に近いなら、この判断の比重を少し家具付きのほうへ寄せてください。
当サイト(ツールサイト)には、道端のあのソファは無料でも、家に運ぶ前に外で確認し終えておくべきことについての別の記事があります。家具なしを選んだ場合、ほとんどの人が一度はこの道を通ります。
この記事の範囲
この記事で扱うのは、事前に確認できる項目と聞くべき質問です。賃貸契約、敷金、損傷の認定に関する規定については述べず、いかなる家具の帰属や責任も判断せず、金額も一切挙げません。
実際の内容は、あなたの賃貸契約と添付のリストを基準とし、疑問があれば貸主に確認して書面を残してください。
ポイント
「家具付き」に統一された定義はなく、聞くべきなのは、どれが付いていて、どのリストに書かれているかです。家具付きで大事なのは、入居当日に一点ずつ写真を撮って記録を残すことです。家具なしの本当のコストはお金ではなく時間です。リストにないものは、誰のものかを先にはっきり聞いておきます。住むのが1年以下の人にとって、家具付きで省けるのは退去の日の処分です。