退去前30日のチェックリスト
退去には、通知期限、敷金、清掃、公共料金の解約、住所変更が関わり、それぞれに固有のタイミングがあります。
30日前:通知を正式に出したことを確認する
退去の通知は、賃貸契約(リース)で定められた形式と期限に従って出します。email または書留郵便を使い、届いた証明を保管します。口頭で伝えただけでは通知になりません。
- 実際にできること
- 通知期限に十分間に合っているかを確認する
- 発送と到達の証明を保管する
21日前:最終確認の日程を決め、清掃の基準を確認する
大家または管理会社に聞きます。退去時の清掃の基準は何ですか?専門業者による清掃の領収書は必要ですか?カーペットは別に対応が必要ですか?
基準を先に聞いておくほうが、あとで差し引かれてから争うより効果的です。
14日前:公共料金と住所の手続きをする
すべてのサービスの終了日を設定し、郵便物の転送を手続きし、重要な機関に登録している住所を更新します。
7日前:補修と清掃
壁の釘穴や目立つ汚れなど、自分で対応できるものは先に済ませます。賃貸契約が「原状回復」について具体的に何を求めているかに注意してください。
最終日:撮影し、鍵を返し、転送先の住所を残す
入居した日と同じ方法で一通り撮影します。鍵を返すときに書面による確認をもらい、敷金(セキュリティデポジット)の送り先を伝えておきます。
最終確認の日に持って行くもの
約束した最終確認には次のものを持って行きます。そうすれば、争いの大部分をその場で片づけられます。
- 実際にできること
- 入居当日に撮ったあの一連の写真。印刷しておくか、いつでも出せるように準備しておくのが望ましい
- 入居時に署名した、もとからある損傷の記録
- この期間中の修理依頼のやり取りと修理伝票すべて
- 清掃の領収書(業者に頼んだ場合)
- 紙とペン、またはスマートフォン。相手が指摘した項目を1つずつその場で書き留めるために使う
その場で結論が出なくても記録を残す
最終確認の当日に、差し引くかどうか、いくら差し引くかをその場で教えてもらえるとは限りません。これはごく普通のことですが、あなたにできるのは、相手が指摘した項目を1つずつその場で書き留め、写真を撮っておくことです。
そのうえで、立ち去る前にひとこと聞きます。このあとの流れはどうなりますか?結果はいつ届きますか?届かなかった場合は誰に連絡すればよいですか?当サイトには、敷金を取り戻す方法についての別の記事があります。
この30日間には、ほかにもいくつかの流れが同時に進んでいる
このチェックリストが扱うのは退去の側です。ただ同じ期間に、手を加えた箇所の原状回復、引っ越しの日程、次の住まいへのつなぎも進んでおり、それらには互いに前後関係があります。
そのため、このチェックリストを手にしたら、下記の項目も一緒に広げて、どれが互いに足を引っ張り合うかを見てください。当サイトには、退去当日の最終確認と、相手がそばに立ち会うあの20分間についての別の記事があります。
- 実際にできること
- 当サイトには、借りた部屋を自分らしくしたいときについての別の記事があります。その記事でいう原状回復は、この30日間の前半に入れておく必要があります。
- 契約期間の満了による退去でない場合。当サイトには、やむを得ず早めに退去するとき、まず賃貸契約を確認してから条件を話し合うことについての別の記事があります。
- 2つの賃貸契約のあいだに空白期間がある場合。当サイトには、荷物をどこに置くか、自分はどこに泊まるか、住所はどこを書くかについての別の記事があります。
- 当サイト(引っ越しサイト)には、いまの大家または管理者に通知し、通知期限の規定を確認することについての別の記事があります。
この記事の範囲
この記事で扱うのは、自分で組める順番と残しておくべき記録です。通知期限、清掃の基準、敷金の差し引き、途中解約に関する規定は一切説明せず、個別のケースについても判断しません。法的助言にもあたりません。実際のルールは賃貸契約の内容とお住まいの地域の公式な規定が基準です。
ポイント
30日前に通知を出し、21日前に清掃の基準を確認し、14日前に公共料金と住所の手続きをし、7日前に補修し、最終日に撮影して鍵を返します。