共用部分は、この建物がどう管理されているかを教えてくれる
内見のときは全員の注意が室内に向きますが、その後あなたがやり取りする相手は管理側であり、管理側の姿は廊下、階段室、郵便受けの区画に表れています。
入口からその住戸まで歩く途中で見ること
すぐにエレベーターで上がらないようにします。正面玄関から入っていくその道のりで、ついでにいくつかのことを見ます。
- 実際にできること
- 切れた電球が交換されているか、掲示物の期限が切れていないか
- ごみ置き場の状態と、わかりやすい分別表示があるか
- 郵便受けの区画にこじ開けられた跡がないか、荷物はどう置かれているか
- 階段室に物が積まれていないか
- 共用のドアが本当に閉まり、鍵がかかるか
修理の掲示が残す痕跡
建物によっては、共用部分に修理や工事のお知らせを貼っています。日付を見てみます。3か月前のお知らせがまだ貼られているなら、それ自体が一つの情報です。
逆に、最近の整備記録や定期点検のラベル(たとえばエレベーターや消防設備に付いている検査表示)が目に入るなら、それも情報です。
目に見えるものについて尋ねる
共用部分の観察のいちばん良い使い道は、自分で結論を出すことではなく、具体的な質問に変えることです。見たものをそのまま尋ねます。
たとえば、このお知らせにある工事はいつ終わりますか。ごみの収集は何曜日ですか。正面玄関の暗証番号はどのくらいの頻度で変わりますか。こうした質問のほうが、「管理は良いですか」よりずっと具体的な答えが返ってきます。
機会があれば入居者に一人尋ねる
共用部分で入居者に会ったときは、一言尋ねてみます。ここの住み心地はいかがですか。修理を頼むと、だいたいどのくらいで人が来ますか。たいていの人は答えてくれますし、その答えはたいてい広告より正直です。
ただし、それは一人の人の経験であり、事実として扱うことはできないと覚えておきます。自分で見たことや貸主の話とあわせて見ます。
1回より2回見るほうが役に立つ
最初に見たものは、たまたまその日の様子だったのかもしれません。ごみ置き場がいっぱいだったのは前日に収集がなかったからかもしれず、電球が切れていたのは昨日切れたばかりだからかもしれません。1回だけでは、偶然なのかいつものことなのかがわかりません。
ですから、その建物が候補のリストに入ったなら、別の日にもう一度行く価値があります。できればごみ収集の翌日か週末です。2回目に見たものが1回目と同じなら、それは偶然ではありません。
当サイトには、この地域は時間帯によってどう変わるか、夜と週末に見に来たかについての別の記事があります。2つのことは同じ1回の外出にまとめられます。建物の下まで来たときに、ついでに共用部分をもう一度歩けば、余分にかかるのは5分足らずです。
この記事の範囲
この記事が挙げているのは、自分で観察できる項目と、尋ねるべき質問です。いかなる建物、管理側、コミュニティも評価せず、いかなる観察が何を意味するかも判断せず、誰に対しても借りるべきかどうかを勧めるものでもありません。関連する問題は、貸主または管理部門に確認してください。
ポイント
すぐにエレベーターに乗るのではなく正面玄関から歩いて入り、電球、掲示物の日付、ごみ置き場、郵便受け、共用のドアを見ます。見たものを具体的な質問に変え、自分で結論を出さないようにします。